2007-11

ボーン・アルティメイタム

2007年 アメリカ
原題:THE BOURNE ULTIMATUM
監督:ポール・グリーングラス
原作:ロバート・ラドラム
原案:トニー・ギルロイ
脚本:トニー・ギルロイ、スコット・Z・バーンズ、ジョージ・ノルフィ
出演:マット・デイモン、ジュリア・スタイルズ他

評価額 1,000円

スリリングなシーンの連続で、なかなか見応えあり。
一方で、シリーズ3作の中で最も突っ込みどころ多し。
カメラの動きが多く、カット割りも細かいので少々見辛い。

「一応」完結編ということだけど、まあどうとでもできるような
終わり方で、さらなる続編の可能性は十分にありそう。

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ウェイトレス〜おいしい人生のつくりかた

2006年 アメリカ
原題:WAITRESS
監督・脚本:エイドリアン・シェリー
出演:ケリー・ラッセル、エイドリアン・シェリー他

評価額 1,400円

思っていたほどベタなChick Flickではなかった。男性でも十分楽しめる。

特に序盤はかなり良いテンポではじまり、中盤からはややぐずぐず感が出て
くるけど、まあ最後まで飽きることなく楽しめる。登場人物は、みんな面白く
魅力的だけど、特にケリー・ラッセル演じる主人公ジェナの2人の同僚が良い。
終わってから知ったけど、そのうちの一人ドーンを演じているのがエイドリアン・
シェリー。こういうタイプのコメディエンヌは結構好きなので、亡くなって
しまったのは残念。

主人公のジェナは、めちゃくちゃ美人だと成り立たない役だと思うけど、その
微妙なところにケリー・ラッセルがうまくハマっている。

予告では印象的だったパイは、それほど存在感は無い。

こういうコメディは、英語がわかればもっと面白いのだろうな。

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マイティ・ハート/愛と絆

2007年 アメリカ
原題:A MIGHTY HEART
監督:マイケル・ウィンターボトム
製作:ブラッド・ピット他
脚本:ジョン・オーロフ
原作:マリアンヌ・パール
音楽:アリー・エスコット、モリー・ナイマン
出演:アンジェリーナ・ジョリー他

評価額 1,000円

パキスタンを舞台に繰り広げられる社会派クライムムービー。
...ぐらいのつもりでみれば、なかなか良いかも。

アンジェリーナ・ジョリー演じる原作者のマリアンヌ・パールは、
もっとごちゃごちゃ主張する感じなのかと思ったら、劇中では、
妊娠中とは言え、かかってくる電話に反応してるだけという印象で
ずいぶん控えめに見えた。原作はどうなのかわからないけど、少なく
とも映画では、誘拐された夫の救出を信じて待つ「だけ」の人。
実際のところ、「身内なら心配だしつらいだろうな〜」ぐらいの
感想しか持ちようが無い。むしろ同僚のインド人記者アスラの方が
美人だしカッコ良く見えた。

例によって「自己責任」だの何だのという話のネタにはならなくもないが
これなら日本の例の三人組の話の方がよほど面白かった。実際、映画だと
「善良なジャーナリストがひどい目に遭いました。テロ憎し。」ぐらいの
ことしか描かれてない。コリン・パウエルさんも普通のことしか言って
ないし。

誘拐犯探しの緊迫感と、カラチの街の雰囲気は、なかなか良く出ていて
むしろ娯楽映画としてそこそこ満足感があった。場面によるけど音楽も
結構良かった。

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ヴィットリオ広場のオーケストラ

2006年 イタリア
原題:L'ORCHESTRA DI PIAZZA VITTORIO
監督・脚本:アゴスティーノ・フェッレンテ

評価額 2,000円

これはもう、このネタを映画化した時点で勝ち決定。大満足。

むしろ映画としての出来映えは今ひとつで、なんとか記録映像を集めて
編集しましたというような感じ。ハイライトとなる初コンサートのシーンも
録音状態が悪くて、もう一つ物足りなさが残ったし、ところどころに挿入される
フィルターのかかったイメージ映像みたいなのも取ってつけたようでパッと
しなかった。

音楽は、無理矢理のごちゃ混ぜ感が良くて、映画の中での荒っぽい演奏も
良いのだけど、ところどころレコーディングしたと思われる音源がかぶせ
られていたり、エンディングで「完成品」の曲が使われているのを聴いても
かなり良かったので、「急遽」発売になるらしいサントラCDは是非聴いてみよう。

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ディスタービア

2007年 アメリカ
原題:DISTURBIA
監督:D・J・カルーソー
脚本:クリストファー・ランドン、カール・エルスワース
出演:シャイア・ラブーフ、キャリー=アン・モス、デヴィッド・モース、
   サラ・ローマー、アーロン・ヨー

評価額 900円

ちょっとやばい事件に巻き込まれる青春ドラマという感じ。
「アンリミテッドな緊迫感」とか言ってるけど、緊迫感はめちゃくちゃ
リミテッド。というかほとんど無い。
他にも、iPodがどうのとかYou Tubeがどうのとか言ってるけど、
本筋にはほとんど影響は無い。You Tubeとか言いたいだけじゃん。
主人公のケールが犯罪らしきものを認識するキーになってるアイテムは
覗かずとも外から見えるものなので、「覗き見ゲーム」っていうのも
実は本筋とはちょっとちがう。

原案・脚本のクリストファー・ランドンは『大草原の小さな家』のマイケル・
ランドンの息子さんで、ラリー・クラーク監督作品の脚本も書いたりしてる。
一方のカール・エルスワースは『パニック・フライト』の原案と脚本をやった。
二人で青春部門とスリラー部門をそれぞれ担当した感じなのかな。

アメリカでロングヒットしたそうで、確かに『Showbiz Count Down』で
やたら見た記憶があるけど、まあ、いかにもアメリカで売れそうなひねりの無い
青春スリラー?

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モーテル

2007年 アメリカ
原題:VACANCY
監督:ニムロッド・アーントル
脚本:マーク・L・スミス
出演:ケイト・ベッキンセイル、ルーク・ウィルソン他

評価額 1,000円

オープニングとエンドロール前のクレジットのデザインとか、
本編の映像とか、小物類も含めたセットの感じはかなり良かった。
雰囲気だけならかなり好きな部類。

ストーリーも、前半の30分ぐらいは、むやみに恐怖感を煽るような事も
無く、ごく自然に「逃げられない」感じを醸し出して行っていて、
なかなか良い感じだった。

ただ、後半の展開が思っていたよりもストレートで謎めいたところが
なく、前半とは対照的に、ただただ恐怖感を煽るだけという感じだった
のが残念。さらに終盤は「敵」から逃げるために闘うという単なる
アクション映画のようになってしまった。警官のヘタレっぷりとか
奥さんが強すぎたりとか、公衆電話には仕掛けがしてあるのにホテル内の
電話は普通に使えたりとか、後半になってから突っ込みどころがどんどん
出てきちゃうし。何と言ってもオチがアレだったし。

「何が起こっているかわからない恐怖」みたいなのを期待していたので、
まあそもそもそういう映画ではなかったということだけど、「単に驚かせ
たいだけじゃん」という感じだった。

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フランシスコの2人の息子

2005年 ブラジル
原題:2 FILHOS DE FRANCISCO - A HISTO'RIA DE ZEZE' DI CAMARGO & LUCIANO
英題:TWO SONS OF FRANCISCO
監督:ブレノ・シウヴェイラ
脚本:パトリシア・アンドラージ 、カロリーナ・コトショ

評価額 1,400円

フランシスコさんの2人の息子さんが人気者になるまでの
実話をもとにしたサクセスストーリー...
と、結構単純な話かと思っていたら意外にドラマがあって
びっくり。しかも子供がたくさんいるとは知らなかった。
順風満帆ではないのだけど、悲壮感が無いので安心してみて
いられた。子供にお金を稼いでほしいという親の気持ちが
隠さず描かれているようなところも却って爽快だった。

生まれてからの結構長い期間を描いているので、駆け足で
話が進んで行くけど、意図的な省略などもうまく使っていて
それほど違和感は無かった。もう少し掘り下げてほしいと思う
エピソードもあったけど。

画面に漂うブラジルの雰囲気が良かったし、彼らの歌もなかなか
良かった。

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ONCE ダブリンの街角で

2006年 アイルランド
原題:ONCE
監督・脚本:ジョン・カーニー
出演:グレン・ハンサード、マルケタ・イルグロヴァ他

評価額 1,400円

シンプルでわかりやすいストーリーなのだけど、なかなかリアリティがあって
安直すぎる印象はあまり無い。音楽自体はそれほど良いとは思わなかったけど、
ミュージカル的な使い方も不自然さは無く、映画にはうまくハマっていた。

主人公の男女の関係が恋愛と友情の間ぐらいでとどまっているので、薄味だけど
嫌味も無い。万人うけしそうで、アメリカで流行ったのも頷ける。

シネ・アミューズが満員でびっくり。うまいこと宣伝したのかな。この内容なら
評判も上々だろうから、しばらくは混雑が続きそう。

最初はキリアン・マーフィーで撮る予定だったらしいけど、キリアンさんの
トホホなストリート・ミュージシャンぶりも観てみたかった。


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4分間のピアニスト

2006年 ドイツ
原題:VIER MINUTEN
英題:FOUR MINUTES
監督・脚本:クリス・クラウス
出演:モニカ・ブライブトロイ、ハンナー・ヘルツシュプルング他

評価額 900円

前半は眠気と戦いながら観たせいもあって、よくわからないところが
結構あった。あとこれは映画館(シネマGAGA)の問題だけど、高音
が響き過ぎで耳障りだったのが、映画の印象まで悪くしてしまった。

演奏シーンの演技、演出がやや不自然なこともあり、ジェニーの才能
というのが今ひとつ表現できていなかった気がする。で、クリューガー
先生も、その才能のどこに惚れ込んでいるのかもよくわからなかった。

ラストの演奏シーンも、まあ良く練られた「曲」で、即興っぽさが無
くて「いつの間に練習したの?」っていう感じ。

今ひとつ集中して観ることが出来なかったので、テレビかDVDでもう
一度観て、いろいろと確認したいとは思うけど、現時点の印象では
どうにもストーリーと音楽がちぐはぐで、これなら『のだめ...』の方が
よほど良かった気がする。

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しあわせな孤独

2002年 デンマーク
原題:ELSKER DIG FOR EVIGT
英題:OPEN HEARTS
監督・原案:スザンネ・ビア
脚本:アナス・トーマス・イェンセン
出演:ソニア・リクター、マッツ・ミケルセン他

評価額 1,600円

ラース・フォン・トリアーら提唱のドグマ95手法の映画。
これは功を奏していると思った。ストーリーはメロドラマ展開だし、
主人公が、交通事故の被害者となってしまった恋人を不自然な程
あっさり放置してしまうところとか、いろいろと違和感はあるの
だけど、登場人物の心情は繊細に表現できているという気がした。

べつに登場人物に感情移入はできないし、浮気する2人に至っては
不愉快ですらあるのに、不思議と入り込める映画だった。

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アフター・ウェディング

2006年 デンマーク/スウェーデン
原題:EFTER BRYLLUPPET
英題:AFTER THE WEDDING
監督:スザンネ・ビア
脚本:アナス・トーマス・イェンセン
出演:マッツ・ミケルセン、ロルフ・ラッセゴード
   シセ・バベット・クヌッセン、スティーネ・フィッシャー・クリステンセン他

評価額 1000円

冒頭のインドのシーンはかなり良い感じで期待が高まったのだけど...

残念ながら内容はいまひとつ。

設定とかストーリーが安直(というかメロドラマ的)なのだから、もう少し登場人物の
心情をうまく描くとかしないとつまらない。ただの「良い話」になっちゃってる。
そのわりに退屈しないのは映像とか音楽とか役者陣がなかなか良いらかな。
シガー・ロスの曲も良い。

これの前に撮った『ある愛の風景』が、もうすぐ公開になるので、そっちを期待してみよう。

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インベージョン

2007年 アメリカ
原題:THE INVASION
製作:ジョエル・シルヴァー
監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
脚本:デヴィッド・カイガニック
出演:ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ他

評価額 800円

前半は、落ち着いた雰囲気とほどよいスリルで、お、これは意外に
良い感じのSFスリラーか、と思わせられたけど...
徐々に雲行きが怪しくなり、ゲ○感染のあたりからだんだん勢い
付いてきて、いつのまにかアクション映画に...

何と言ってもニコール・キッドマン演じる主人公の医者キャロルが
すごい。ふつうの息子思いの知性派ママかと思いきや、車を運転すれば
かなり危険な運転も無傷でこなすし、走って逃げれば追っ手が全く追い
つけない速さだし、ジャック・バウアーもびつくりの非情さで、言っても
罪の無い人たちを次々とやっつけちゃうし。お色気カットもあったりして、
とにかく大活躍。そりゃ、ボンドさんもかすむわな。

どうやら、途中で(一旦終了後?)ウォシャウスキー兄弟の脚本で、
『Vフォー・ヴェンデッタ』の監督が一部撮り直したそうで、おそらく
派手なアクションシーンは、その撮り直し部分なのではないかな。
実際、最大のハイライト(笑いどころ)とも言えそうなカーアクションの
シーンは、『マトリックス』を思い出させられた。

突っ込みどころ満載で、決して出来のよい映画とは思わないのだけど、
十分見応えはあった。

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